トイレについて考える

一戸建てにはナゼ２つ？

マンションでは、億ションと呼ばれるようなものでない限り、トイレはひとつ。でもなぜか一戸建住宅には、トイレが２ヶ所あるケースが多い。

戸建て住宅に住む人はトイレの回数が多い？トイレの数がステイタス？

そんなことはないはず。

けれど世間を見回すと、判で押したように、決まってトイレは２つ。

もともと窮屈な間取りなのに、トイレを２ヶ所設けて、さらにゆとりを無くしている家も結構多いのです。

トイレを１ヶ所にするだけで、ずいぶん空間の使い方を変えられます。

2階トイレスペースの使い方

例えば収納の少なさが気になる場合は、

• イレを収納にすることで、収納を増やせます。

• 廊下に面したトイレをなくせば、狭い廊下がホールに変身。

• カウンターをつければスタディコーナーにもなります。

トイレ２つ分のスペースを使って、ひとつのトイレをつくれば、見せたくないものをしっかり収納できる物入れと、手洗いスペースのあるゆとりのトイレができます。

トイレの数にこだわらないことで、いろいろな空間の使い方が選択できます。

2ヶ所なら、使い分けをしたい

トイレは絶対2ヶ所必要、という人もいるでしょう。

就寝中によくトイレに行く人は、寝室の近くにトイレがあれば、夜中にトイレに起きる負担が軽減できます。

来客が多い家は、例えば１階のトイレは来客用トイレ、もうひとつのトイレは家族用にするのもオススメです。お客さまが手洗い、化粧直しをトイレで済ませられるようにしておけば、洗面室を見られることがなくなります。

「トイレは2ヶ所あるのが普通だから」と２ヶ所作るのではなく、まず数に疑問を持つところから始めて、トイレにも明確なコンセプトをもってつくりたいものです。