住まい探しのジレンマ
住まい探しは、一生に何度も経験するものでもなく、人生で一番大きな買い物。
経験も知識もない中で始めるのが普通だから、不安も大きいし、ワンアクションごとにこれでいいのかと迷ってしまう。
身近に相談できる人がいればいいけれど、なかなかそうもいかない。友達や先輩にマイホームを取得した人が教えてくれると言っても、一度きりの、その人の経験というだけでしかない。体験談を冗舌に語ってくれるものの、自分とは全く違うシチュエーションでの話、というのが実際のところ。武勇伝のごとく、自分のマイホーム獲得話を雄弁に語る人は、ただ自慢話がしたいだけだったりして…。
結局、自分で物件情報を検索し、不動産会社へ問い合わせることから始めることとなり、【問い合わせをした不動産屋さん=売る人】の図式で取引をすることが多くなる・・・
この図式、一見当たり前に見えるけれど、ほとんどの場合、不動産会社は売主と買主の間で不動産取引の「仲介」をするだけで、物件の売主という訳ではありません。
しかも、その物件は多くの場合、他の不動産会社の仲介によっても購入できます。
ただ、そんな不動産仲介システムを知らないお客さんも多くいます。
不動産屋さんにとっては都合が良く、やりやすいシステムということなのでしょうけれど、住まい探しをする人にとってはどうなんでしょう?
売り込まれたくないから、きるだけ相手と接触したくないけれど、問合せをしないことには何も始まらない。物件のことは知りたいけど、自分のことは知られたくない…
スタートから、ジレンマとの戦い…ですね。
住まい探しの不安を払拭し、自分の目指す住まいにたどり着くために、住まいについてのスキルを身に付けてください。自分のライフスタイルを実現するために、不動産のこと、建築のこと、お金のことを知りましょう。
自分のアタマで考え、自分にあった住まいを手に入れてほしいと思います。