セルフリノベーションのすすめ
自分の暮らしは自分でつくろう
再販のために業者主導で作られるリノベーション物件や、パッケージ化されたリノベーション商品、カッコいいデザインを売りにしているようなものまで。いろんなカタチのリノベーションがあっていいと思うけど、家づくりにもっと積極的に関わるのはどう?
自分でやっちゃう?
そうです。セルフリノベーションのススメです。
デザインだって工事だって、ちょっと教わればできちゃうかも。
(教えます!)
あれこれデザインを考えるのも、身体を使って汗を流しながら家を作るのも、やればやるほど楽しいこと間違いなし。
「壁を塗る」「フローリング貼る」なんてことも、どんどんやってみる。職人さんほどきれいじゃなくたって、自分の家ならそれも良し。きっとその体験は、かけがえのない思い出になり、自信になります。
これからの時代は、作るのも、暮らすのも自分が主役。
まさに自分の暮らしは自分でつくるのです。
それに、自分で作った家なら、住み始めてからだって手を入れられる。
かわいがってやれるというものです。
「日本の住宅がスクラップ&ビルドを繰り返すのは、欧米諸国と比べて日本の住宅は質が悪いからだ」と言う専門家もいるけれど、そんなことはなくて、これまでずっと家は「買うもの」であり、「建ててもらうもの」という刷り込みがあるからではないでしょうか。
家電製品の調子が悪くなったといっても自分で手を出せず、結局は買い換えるのが一番楽なのと同じで、家も自分で手を出せる類のものではなかったということ。ただ、簡単に買い替えることができないのが、家電製品と違うところだけど。
もちろん中古に対する僕らの価値感、税制上の耐用年数の設定など、その他の要因もあるけれど、これまでは自力で不具合や経年劣化に対応する方法論がなかっただけで、住宅の質が悪くて使いものにならなくなったわけではないと思うのです。
家がどのように造られているかを知り、自分でどんどん手を入れ、改善していくことができれば、もっと住まいが身近なものになり、いつまでも色褪せることのない、価値ある住まいになります。
工場で作られるハイテク家電のような製品と違い、家って意外に自分でやれることが、たくさんあるものです。
家づくりの楽しみを、全部業者に渡してしまうのはもったいない。
デザインする楽しみ、作る楽しみ。
住みながら手入れする楽しみ。
自分が手をかけた住まいは、暮らしを変えてくれます。
日本の住まいのあり方を、変えてしまうことだってあるかもしれない。
できることは自分で。できないことは頼めばいい。
全部じゃなくても、部分的にだっていい。
住みながら少しずつでもいい。
セルフリノベーションはやり方次第、
お気に入りの家を一緒につくりましょう!