3階建てだからこそできることがあります。3階建てだからこその気持ち良さがあります。

 

1階は浴室と納戸、予備室。隣地との関係により、1階は採光があまり期待できませんが、その代わり、2階・3階は1階の分を取り戻して余りあるほど明るく、眺望も良い気持ちよい空間となります。2階は、LDKとそれに続くバルコニー。パブリックスペースは、やわらかなトーンの色で空間をまとめています。リビングの一角には畳スペース。冬はここにコタツを置くことを想定。リビングには吹き抜けを設けました。天気の良い日に見上げると、青い空がとても気持ちいいのです。 

 

リビングの掃出し窓から続くバルコニーは、駐車スペースの上部を利用しています。たっぷりの広さで洗濯物も楽に干せますし、ちょっとした庭のような使い方もできます。庇を設置して、雨の日も使いやすく。

 

特筆すべきは手洗いコーナー。モダンでありながらやさしい曲線を持つこの手洗い器、実はこの家のためだけにつくられた完全オリジナル。イメージに合わせてデザインを起こし、陶芸家に制作を依頼してつくった、こだわりの一点モノです。手洗い器が主役であるため、タイルは手洗い器を引き立てるための脇役に徹します。控え目な色をセレクトし、柄の変化でアクセントをつけました。

 

3階のプライベートスペースは床の色を変え、シックで落ち着きのある雰囲気に。 

部屋の奥を回り込むと、広々とした収納スペースです。この収納、部屋内からは死角になるため、扉をつけていないので、普段使いにとても便利なのです。

 

季節折々の花を楽しむガーデニングスペースも備えた、贅沢な家になりました。