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今が買い時

「今が買い時!」

住まいを考えている人の心を揺さぶる強力な言葉です。

「今が買い時」はいつの時代も使い続けられています。

1980年代までの経済が右肩上がりのときは、早く買わなくては、買えなくなってしまう。 バブル崩壊後、すっかり景気が後退してからは、住宅ローンの低金利、税制の優遇

消費税のアップに補助金制度・・・

それなりに○○だからという理由は付いてくるんですけどね。

ただ、少なくとも住宅関連の情報を発信しているもので、「今は買うな」という特集を組んで、販売中の物件を掲載するところはありません。 もちろん住宅を販売する営業マンが「今は買わないほうがいいですよ」と口が裂けても言いません。

いつだって買い時です。

まわりが買い時だからと言っているから、買いましたでは・・・

あなたが家を買う理由はまわりが言うからですか?

自分が家を手に入れたいと思う本当の気持ちを忘れずに、しっかりと持っていて欲しいのです。

何でこんなことを言うのか

人っていうのは、結構弱いんですよね。 特によく知らないことに関しては、不安がつきまとい、やたらと、まわりのことが気になります。

こんな精神状況のときは、不安を消してくれる都合のいい情報に左右されやすくなるものです。

TVのワイドショーで、いかに今が家の買い時なのかと、物知り顔で専門家っぽい先生が話しているのを聞いたりすると、はまります。

住まい探しのきっかけになったというのは、OKです。

ただ心配なのが思考停止。

代表的なふたつのパターンをご紹介します。

住宅雑誌で「今が買い時」だという記事に目がとまり、モデルルームとかに足を運んだら営業マンが「今が買い時」だと薦められる。 「今が買い時」なんてフレーズを何度か耳にすると、すっかり「今が買い時」だという熱病にうなされてしまう人がいるんです。それどころか、今買わなくては損をすると思ってしまう。

頭の中は損得勘定でいっぱい。 こうなると多少無理目のローンもなんのそので買ってしまう。 一時的な無理なら我慢もできるが、住宅ローンのように長期の生活に関わってくると無理が効きません。 確実に近い将来苦しい結果が待っています。 もっともやっていけないパターンです。

もうひとつのパターンが、考えることが面倒になって、途中で投げ出してしまうというやつです。 気持ちはわかるけど、せっかく勇気を出して動き出し、不動産という未知の世界を覗いたのに完全放棄では、自分の暮らしにあった住まいを手に入れるスキルも身に付かず、そこまでのプロセスも水の泡。無理目のローンを組んだわけではないけれど残念です。

次のマイホーム探しのときに、一度途中で投げ出した自分がいることで、何が何でも買わなくてはの気持ちが先立ってしまいがちです。 前者のような自体に陥る可能性大、熱病にかかる予備軍といってもいいです。

「今が買い時」が、住まいに興味を持つきっかけになるのはいいけど、そのことだけに振り回されてしまわないことです。

「今が買い時」などという住宅関連の情報、営業マンのトークに惑わされることなく、自分らしい住まいをしっかりと考えることができるになることが大切です。

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住まいについて

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