区切る、つなげる
そのカタチには理由がある。
「一緒にいたい」も「ひとりになりたい」も、
「キビキビ」「ダラダラ」も、家には両方必要だから、
仕切る、つなげる、つなげながら区切る・・・
人の動きをジャマしないカタチ、人の動きを助けるカタチを、
とことん考えます。
人の動きと気持ちを、設計する。
設計とは人の暮らしを考えること。
ただ必要なスペースを確保するのではなく、住む人の生活様式や価値観を理解し、文化、スタイルを設計に込め、体現できる家にしたいと思います。
生活とは、実に雑多な事柄の集合体。
生活の場となる家は、他の建物とは違い、本当に様々な役割を必要とします。
例えばお店なら、用途は自ずと限定されるし、コンセプトやターゲットもはっきりと設定できますが、家はと言うと、家族の衣食を整える場であり、シェルターであり、娯楽の場であり、社交の場であり…と、コンパクトな中に、実に様々なシチュエーションが想定されるのです。
〈分断する〉〈連続性を持たせる〉〈連続性を持たせながら区切る〉ことで、空間にリズムを与え、用途に応じて明確な役割を持たせ、暮らしのシーンにふさわしい空間づくりを。
見た目に美しく、生活しやすいこと。家族と自分の距離感を自由に設定できること。
いろいろなシーンに対応できること。
住む人の気持ちに添い、生活を支え、人間性を育む空間をつく