光を取り込む

暗黒の闇だった2階
実は最初の物件見学の際、ほとんど建物内部を見ることができなかった。
1階部分は出入口から入る光でなんとか見られたが、2階は真っ暗な闇に包まれていて、本当に何も見えなかった。2階には自然光が差し込む箇所がどこにもなかったからだ。
後日、懐中電灯の光をたよりに、何となくは確認したのだが、ハッキリとその全貌を見たのは、電気が通った後だった。
南側の窓
実は2階にも、北側に2ヶ所、南側に3ケ所、計5ヶ所の開口部がある。
が、そのうち北側2ヶ所は外から鋼板、内からはベニヤ板で完全に塞がれていた。南側3ケ所は漆喰窓のままで、そのうち2つは階段部分の上部にあるから、開かずの扉となっている。1つだけ、かろうじて手動で開閉できる。
窓、復活!
そこで、塞がれた北側2ヶ所を、再び窓として復活させることにした。木枠だけになっていた窓には摺りガラスをはめ込み、鋼板は板金屋さんに開けてもらうのだ。

2ヶ所の窓のおかげで、2階の室内環境は格段に良くなった。
風も通るようになったし、摺りガラス越しの白い光のおかげで、照明がなくても暗闇ではなくなった。
