top of page

インフラ整備に悩む意外な盲点

例えば安い土地情報を見つけて「これはいい!」と思ったのも束の間、給水引き込みだけでかなりの費用がかかると聞き、半分騙された気分でその土地を諦めた経験がある人も多いのではないか。

水道、電気といった当たり前の設備を整えるのに、実は結構な費用がかかる。工事も大掛かりだ。

建物は面白いのに、インフラが整っていないことで借り手がつかない物件は多い。愛だけでは食っていけないのと同じで、面白いだけでもダメなのだ。この建物もしかり。

どうやって配管するか

工事そのものについては仕事柄慣れているから、別段どうってことはないのだが、建物が建物だけに厄介なことがある。壁に配管を通すための穴を空けられないのだ。

蔵という建物の構造上、壁厚は300㎜以上ある。土壁だし老朽化している。穴を空けるのは現実的ではない。

建物で水を使おうと思ったら、給水管と排水管を通さなければならない。

給水管は直径約13㎜、排水管は約100㎜にもなる。加えて、排水するには勾配を取らなければならない。給水の方は圧力がかかっているから、特に勾配を気にする必要はないのだが、排水はまったくの自然の摂理に従って流すもの。まさに「水は高きから低きへ」なのだ。

壁に穴を空けず、給排水設備を整えるには?

はて、どうしたものか…。

タグ:

Category

住まいについて

Search By Tags

bottom of page